断片的

こういうことになる

日記

いつもは支離滅裂な構成の文章を書いてしまうことの方が多いですが、今日は何の捻りもなく淡々と日記のようなものを書こうと思います。書けるかは分かりません。

 

日曜日の深夜、親友と通話をしながら「明日どっか行くか」と約束をした。そして祝日である月曜日、親友と二人でドライブをした。

私は自動車免許を取得してからやっと1ヶ月経過したくらいなのだが、その1ヶ月間で特に目的のないドライブを親友と4回ほどしている。最近、車の運転が嫌いじゃないということに気づいた。私は運転適性検査の結果がかなり低かったくらい不器用なので、運転にはかなりの集中をもって臨まないといけない。もしものことがあった時責任を負うと考えるとゾッとする。私は自分の過失で責任を負うのが大嫌いだ。隣に他人を乗せるとなると尚更だ。それはもう笑ってしまうくらい真面目な運転をする。そうしていると、普段頭の中を埋めつくしている不安にまで思考があまり及ばなくなるのだ。私は気晴らしではなく、誤魔化しのために車を運転している。

もともと学校までは電車通学で、家も最寄り駅に近いので車に乗らなきゃいけない必然的な理由はない。私が免許を取るまでしばらく誰も乗っていなかった我が家の車(元々は姉の所有だったが、彼女は今海外で家庭をもっているので車は長らく放置されていた)を自分が無駄に乗り回していることがあまりにも非日常的に思える。話が微妙に脱線してしまいました。おまけに思考も煩雑としてきたので今日行ったドライブの話に戻します。

今日は親友と落ち合う直前に「海に行こう」と決めた。BluetoothAudioでスマートフォン内の音楽を車内スピーカーで流す。親友を駅まで迎えに行った。そこからはカーナビではなく、妙に方向感覚が優れた助手席の親友に道案内を頼み、田舎の道を進みながら地元の海岸へ向かった。

海岸に来てみるとちらほらいる人以外には特に何も無く、海しかなかった。少し砂浜を歩いて、写真を撮って、また車に戻った。飯を食いに行こうと言われたので回転寿司に行こうと決めた。無計画な割にはやたら海に関連する日程になっていた。

近所のはま寿司に行った。私は久しぶりに行ったのだが、受付をやっていたのがペッパーくんだったので驚いた。親友には「知らなかったの?」とだけ言われた。さらに驚くことに、寿司の回転システムすら変わっていた。回転していなかった。めちゃくちゃ速い白いベルトコンベヤーで奥からスライドして運ばれてくるシステムになっていて、めちゃくちゃに笑ってしまった。回転寿司じゃないじゃん。X軸移動寿司じゃん。はま寿司めちゃくちゃ面白い。本当にずっと笑ってたのだが、隣の席が注文したイカ×3皿が結構なスピードで視界の端を横切って行ったくだりがその日の寿司で一番面白かった。

2人合わせて10皿食べた。私たちはこの程度の胃袋です。途中、親友は「軟骨の唐揚げっておいしいのかな」と言いながら注文した軟骨の唐揚げを初めて食べていた。感想を聞いたら「『軟骨なるほどね』って感じ」と言われた。途中で飽きて残してた分は私がポン酢かけて食べた。おいしかった。

隣の席の家族客の中にいた中学生のような男がめちゃくちゃ最悪だったらしいのだが、私は声がデカい奴がいるなと思うくらいで気づかなかった。会計を済ませたあとから詳しく話を聞かされたが、私たちふたりの会話にツッコミをいれたり茶々を入れてたりしてたヤバい奴だったらしい。普通に嫌だなと思ったが別にどうしようとも思わなかったので、なんだそいつ世界で一番しょーもねーなくたばれとキャッキャと笑いながら車に戻った。

 

そのあとは海沿いの道を通って、地元の宗教団体がやっている某建物の横を通ってチラ見した。通り過ぎたあと親友に「間違えて敷地内入っても良かったかもね」とからかわれたが、「ふざけんな」と一蹴した。とは言え宗教の綺麗な建物に興味がある。夜だから外観が見えにくかった。昼に見てみたいけど人目につく時間帯に近寄ってまで見たいとは思わない。多分一生間近で見ることはないだろう。

 

海へ行く道中にした会話。

「次の曲にして、…米津だ。これでいい」「懐かしい曲だな、最終兵器俺達のキヨと遊んだ米津玄師」「なんなんだ」「米津玄師って酔った勢いで菅田将暉に『俺は天才だから…』みたいなこと言ってたらしいよ」「まあそれは本当にそうだし、菅田将暉に言ってるのウケるな、仲良しでいいですね」

この会話をした後に、ある道を通っていると【ヨネケン】と書かれた謎の看板があった。

「何?ヨネケンだって」「何?」「誰?」「店?」「何、人のあだ名?誰だよ」「誰だよ」「ヨネケン……………………えっ!?もしかして米  津  玄  師!?!!?!?!?!?!?!?!?!?」「えっ!?!?!?!?!?!?!?!?!?アハハハハハハ」「アアアアアア(笑)(笑)(笑)」「ヨネケン、甲冑置いてあったぞ、甲冑(笑)」「甲冑?!甲冑!?!天才になると甲冑を置くってこと!?」「RPGのマップ?!」

この一番しょうもない会話をしてる時がその日の笑いの瞬間最大風速だった。

 

無事にわりと普通の日記が書けました。ありがとうございます。