断片的

こういうことになる

君を騙してしまうような、嘘でもいい。

うつ病だ。何もやる気が起きない、何も楽しくない。寝てばかりだの生活だ。ODがしたい。幻覚に会いたい。大切な人に、会いたい。でも私はもう駄目で、日々を苦し紛れにやり過ごしている。何をしていても小さな罪悪感が付きまとっている。私はよくないことを…

2022/5/2狂って全てを『理解った』時の記録

【はじめに】 この記事は、こころの病気を患う人間が、愉快な仲間たちと大騒ぎする愉快な生活の様子から、思い出として一部抜粋したエッセイ・日記兼備忘録です。 鬱・自殺・OD・幻覚など、精神的に健康な方には不快に思われる表現を多用しております。閲覧…

無職・引きこもりになって約半年

いま、無職と引きこもりをやっています。厳密に言うと無職ではなく「休職中」ですが。 全ての切っかけは地方に住んでいる恋人から口説かれたことだった。付き合ったら無職のヒモになれる。魅力的な提案を目の前に出された絶賛絶叫労働中の新社会人は、全てを捨…

リアルタイム・オブ・ザ・ライフ

思い出した。また思い出した。今の自分って虹色のバネだ。虹色のバネのおもちゃが生活をしている。スプリングの運動を利用して日常や労働をこなしている。時々絡まる。絡まって伸び縮みしなくなる。ゴミの塊か?虹色のバネなら伸びきってしまいたい。二度と…

夏は怖い 夏が憎い 夏が嫌い

夏は怖い 夏が憎い 夏が嫌い 俺を死地へ向かわせる電車が空調の冷風で皮膚を切り裂く 屋根だけで陽を遮る駅舎はこれから起こるなんの意味もない時間を予期させる 「病める夏」「怖い夏」「会いたくないよ」歌詞が背後に迫っている 気配にぞわりとする 視聴覚…

20200426

俺ってボックスティッシュかもしれない。また気づいた。この生活はやたらめったら白くてペラペラしているなと思ったらどうやらそれはティッシュペーパーだったらしくて、ああそうだったんだーなんて言いながら少しばかり鼻をかんでティッシュを丸めてゴミ箱…

20200410日記

・炒飯の読了に失敗 ・アルプラゾラムを飲む時間をいつもより早くしたら、寝る準備から床に就くまでの間少し気分が良くなった。 ・しかし、気が抜けた口からこぼれた自分の言葉に(実際は何気なくしようとしていたツイートの文面のことなので、私は嘘をついて…

20191107夢

何か知らんがあと2時間で原爆みたいなやつが投下されて、日本が終わる日らしい。でもなんか一応は避難すれば生き延びれるだけの見込みはあるらしくて、周囲は諦めずに避難する人と避難しない人に分かれている。私は地元から離れた学校にいる。 いつもの不良…

自動筆記20191108

居心地が悪い居心地が悪い紅茶を飲むために沸かしてたお湯が冷めた1時間前にボタンを押した電気ケトルが静かにこっちを睨んでいた。心の中で謝ってもう一度居心地が悪いと繰り返す。煙草煙草煙草煙草酒酒酒酒酒助けてくれ助けて助けて助けて助けて助けて喫煙…

音楽は振り向きざまに信仰の幻覚を見せる

最後の最後に夢を見たかった。ほかのメンバーが選んだこんなクソダサい曲も我慢して完璧に歌って弾いてみせるから、私の本当にやりたいかっこいい曲を1曲だけやらせて欲しい。一曲分の数分間だけでいいから、私の夢を叶えて欲しい。そうしてきっぱり音楽に対…

泥舟鈍行死体蹴りを読んだ俺はベニヤ板になった

もしかすると自分ってベニヤ板だったのかもしれない。ふと思い、数秒後にそれが確信に変わった。だってどうしても起き上がれない。横たわってじっとして時間が過ぎていく。頭から変な音がするし耳は不規則に痛い。ベニヤ板。今の俺は、不安定な場所に置いて…

賞味期限切れ

頭の中を蛆虫に食い荒らされてる感覚がある 鈍い頭痛が立ち枯れた紫陽花の毒に似ている 暗紅色の液体が飛び散ったホウセンカの花だけが傍らの死体をじっと見つめている 感覚の麻痺をさせる薬が役立つのはそれを必要とする致命傷があってこそだろう 行きの電…

20190401

四.重ねた祈りが新しい春へ私を連れて行く。波打ち際の泡と同じ色の春、昨年までの私と明日の私の間に境界線はない。いまの私に思い出せることはほとんどない。あらゆる思い出を置き去りにして、飛び降りるようにここまでやってきた。自由落下運動の引力で逃…

唾棄

片道一時間半かけて学校に通うことが苦痛だと、改めて強く思った。そこにはストレス因子になる人間しかいない。イヤホンを貫通して聞こえてくるメンヘラの女の甲高い笑い声、女みたいな話し方の男の笑い声(近頃これがいちばんキツい)、早口のオタクの声、早…

自動筆記2

10.5ヵ年くらいは到底見ておいて損はしない。ゾウがワニを踏んでいる。おにぎりの海苔が右から左へ揺蕩うようにひらいていく。停車駅は、モンブランさん………………私はモンブランが食べられないんですけどね。全部の卵を四天王にしようかな。特に何のという訳で…

今すぐ逃げろ

ああ、そうです。その通りでございます。私が殺されてから、数か月の月日が経ちました。あの忘れもしない夏の日、私は殺されてしまいました。正確に言えば、私はあの日殺されたのだそうです。はい、はい…忘れもしないのではなかったか?そうですね、はい、実…

自動筆記

なんでみんなこういうの書く時にちゃんとした文章がかけるんだよ 頭の中が整然としていらっしゃる? 自動筆記とノンストップライティングの違いって何?あなたは頭の中にいきなり杏仁豆腐って単語が浮かぶことは無いの?宗教のことを考えたあとに線路のこと…

断片的

20181002 無題 伸ばしている途中のうざったらしい前髪が目にかかるので1分に1回は前髪を触っている。秋晴れの日差しに目を細めながら、昼休み、学校を抜け出した。まだ夏が始まる前の過ごしやすい季節に、穴場のコンビニと公園を見つけていた。住宅街の 2018…

すべて貴方のせいです

アバターの膨張を許さずとも東から西へと歩みを進めていくごとに君の香りは遠くすり減っていく。防虫剤を舌に乗せて見つめ合うと苦味と甘みが滑り落ちて街を浸して落として響いて水の音がする。冥界を軽快に積み重ねて残りの分を振って絞り出している。邪な…

日記

いつもは支離滅裂な構成の文章を書いてしまうことの方が多いですが、今日は何の捻りもなく淡々と日記のようなものを書こうと思います。書けるかは分かりません。 日曜日の深夜、親友と通話をしながら「明日どっか行くか」と約束をした。そして祝日である月曜…

知らなかったんだ、残喘

20180514 shortnoteから再録『君との約束を守れなかったばっかりにこんなクソみたいな生活、』 神経質な幽霊の死体を噛みちぎって咀嚼する。胃液に溶かされた神経質な幽霊の死体から、血液がにじみ出て、胃液と混ざり合う。体内に黒い海が広がる。 雑音は毒…

未曾有の神話に縋っている

私は私として生きていきたくない。祈りに姿を変えたい。私は好きな人に拒絶された。そして私の愛する人は大切な人に幸せにしてもらえていない。こんなに悲しいことがあるなんて、とさめざめと泣いている。まるで世界がそのふたつを中心に構成されているかの…

翻して瓦解

泣いているやつら、安堵するやつら、おれはこいつらがきらいだ。自分勝手なやつ、殺したい、この目をもつおれ自身を含めて全員殺したい、こんなやつらを諒とするおれの神さまたちを、おれごと葬り去ってしまえればいいのに、おれの足りてない脳みそでは彼ら…

怒鳴り声と架空生物の横顔

がらんと空いている快速電車の中は冷房の人工的なそよ風が心地よく吹いている。辺りを見回しても同じ車両に乗り合わせていた人の数は両手で数えるに足りてしまうほどだった。このままずっとここにいたい、そう反射的に考えた頃には、私を運ぶ快適な速い箱が…

正気

手足に力が入らない 手足に力が入らない 空想は現実逃避であり現実を生き延びるための手段であったはずなのに歳をとるにつれて空想に割く時間と労力が足りない 6歳年上の同級生はわたしにラムネをよこしてくる いらない いつもありがとうねと言った声は自分…

2日分の日記

5/21 掠れた声で並べた建前の物陰に隠れてじっとしている。何曜日でもない朝が始まる。目の前を流れていく日常の、不自然な配色が目に痛い。偶像崇拝を繰り返しながら途切れる意識の合間、偶像が虚像になっていた。例えそうだとしても、信仰を掲げることをや…

いやな日記

変なオタクに目をつけられている。声が大きい。この半月、相手がこちらに話しかけてくるのを適当にあしらっていたらいつの間にか面倒なことになっていた。触れずとも圧力を加えれば離れていく人たちが多いなか、直接殴りでもしないと離れていかないタイプの…

ハイスピードスローモーション

脳が痒い。口からの出まかせが、必然的に二者択一の未来を約束する。何もしないよりかは、何も言わないよりはマシだろうから、とその場を凌ぐようなあんなことを言って、少なからず後悔していた。いや、かなり嫌な気持ちになっている。涙が出そうだ。約束な…

好きな人たちがすきなぼくたち

‪自分の好きな人達のことを知れば知るほど、「この人は自分とは真逆の性質を持っている。この人は自分のような人間の事を嫌いだろうなー」となんとなく考えてしまってどうしようもなく悲観的になることがよくある。‬‪その好きな人達というのは、たいてい自分…

ユートピアを葬る夢

【この春、自分の苦手なものを改めて認識することになった。そしてそれは、春を通り越して夏になった今でも俺を苦しめる。俺は、都会の人混みが得意ではない。以前は好きだったとか、以前は苦手じゃなかったとか、そういうわけではない。まあ、そのくらい平…