断片的

こういうことになる

2019-01-01から1年間の記事一覧

20191107夢

何か知らんがあと2時間で原爆みたいなやつが投下されて、日本が終わる日らしい。でもなんか一応は避難すれば生き延びれるだけの見込みはあるらしくて、周囲は諦めずに避難する人と避難しない人に分かれている。私は地元から離れた学校にいる。 いつもの不良…

自動筆記20191108

居心地が悪い居心地が悪い紅茶を飲むために沸かしてたお湯が冷めた1時間前にボタンを押した電気ケトルが静かにこっちを睨んでいた。心の中で謝ってもう一度居心地が悪いと繰り返す。煙草煙草煙草煙草酒酒酒酒酒助けてくれ助けて助けて助けて助けて助けて喫煙…

音楽は振り向きざまに信仰の幻覚を見せる

最後の最後に夢を見たかった。ほかのメンバーが選んだこんなクソダサい曲も我慢して完璧に歌って弾いてみせるから、私の本当にやりたいかっこいい曲を1曲だけやらせて欲しい。一曲分の数分間だけでいいから、私の夢を叶えて欲しい。そうしてきっぱり音楽に対…

泥舟鈍行死体蹴りを読んだ俺はベニヤ板になった

もしかすると自分ってベニヤ板だったのかもしれない。ふと思い、数秒後にそれが確信に変わった。だってどうしても起き上がれない。横たわってじっとして時間が過ぎていく。頭から変な音がするし耳は不規則に痛い。ベニヤ板。今の俺は、不安定な場所に置いて…

賞味期限切れ

頭の中を蛆虫に食い荒らされてる感覚がある 鈍い頭痛が立ち枯れた紫陽花の毒に似ている 暗紅色の液体が飛び散ったホウセンカの花だけが傍らの死体をじっと見つめている 感覚の麻痺をさせる薬が役立つのはそれを必要とする致命傷があってこそだろう 行きの電…

20190401

四.重ねた祈りが新しい春へ私を連れて行く。波打ち際の泡と同じ色の春、昨年までの私と明日の私の間に境界線はない。いまの私に思い出せることはほとんどない。あらゆる思い出を置き去りにして、飛び降りるようにここまでやってきた。自由落下運動の引力で逃…

唾棄

片道一時間半かけて学校に通うことが苦痛だと、改めて強く思った。そこにはストレス因子になる人間しかいない。イヤホンを貫通して聞こえてくるメンヘラの女の甲高い笑い声、女みたいな話し方の男の笑い声(近頃これがいちばんキツい)、早口のオタクの声、早…