断片的

こういうことになる

正気

 

手足に力が入らない 手足に力が入らない 空想は現実逃避であり現実を生き延びるための手段であったはずなのに歳をとるにつれて空想に割く時間と労力が足りない 6歳年上の同級生はわたしにラムネをよこしてくる いらない いつもありがとうねと言った声は自分のものではなかった ころすぞ おまえらが気持ち悪いって言ってるんだ 電車酔い 群がる人間を許せない 何をしていても泣きそうだ 「好きな人たちを面と向かって応援する自分が気持ち悪い」のステージで立ち止まっているけど「好きな人たちはわたしのことなんとも思ってないどころか嬉しい場合のことが多いから少しでも相手の力になれるなら自己嫌悪を押し殺して応援した方が良い」という正しいステージに進みたい 私がこの忌々しい工程に一日のうちの時間をどれほど無駄に費やしているか私以外誰も知らないということがわかる 何いってんの?面白い 自らを律して正しい場所へと導く力もない 意思もない 夢は現実からとおく離れた場所にあって輪郭がぼやけている 私は██に会いたいんじゃない、██に救ってほしいだけだ 過去から今にかけての私が報われるように そうでなければ██に似た姿を見かけただけで具合が悪くなるなんておかしい 本当はおれがこういう文章を書いてると怒りで発狂しそうになるからいつもは他人任せにしているけれど おれはなにも変わってない おんなの 唸り声が壁一枚隔ててなにかを訴えかけている おれの血肉 qwrー;、mgrsfj;1,尾fーbgv4fxMゔぇhndsたとえ裏返る肉体のさなかひどくひどくひどく、r:れkっlkklひどく気に触る呪詛がお前を追いかける、お前はそらせない 他人を好きになれなくなた私に責任がある 責任は孤独の苦痛で精算するから許してほしい 絵を描くことが承認欲求を得るための手段になるとろくなことがない 一人でいても一人でいなくても逃げたくなる 眼の前の相手に誠実でいるために眼の前にいない相手に不誠実である時間は必要 一番大切な人との約束を守れなくて泣いてまで生き延びる惨めさを あるいは、誰かの感情を蹂躙できるなら  ██に会いに行けなくなったのは誰の成せいかよく考えて、絶望と寄り添って深くねむる、今日も逃げ場を探してフラフラするだけで消費してしまおう 見て見ぬふりと気づかないふりだけが私の味方であること 目の前は常に真っ暗だということに気づかないふりをしている 明るく振る舞う自分と、教室でじっと息を潜める自分と、存在し得ない日々に思いを馳せておしまいになっている自分とが並行して生活をしているから、どんな気持ちでどんな音楽を聴いてどんな顔をしていればいいのかわからない 知らないクラスメイトに名前を呼ばれるたびにどうしてこの人は私の名前を?と訝しむ 殺してくれ おれは何にもなれないし、何にもなりたくない 私の知らないことを知っている人を 今日見た夢は中学生のころにぼくのことを好きだったらしい男の子が出てきた 駅のホームで彼は友達と談笑している 笑顔がかわいらしかった でもその時ぼくがほんとうに好きだった子は夢の中にいなかった どうしてそんな他人事のようなことを言うんだよ やめてよ 前しか見ていない向上心の塊だとでも思われているのだろうか そんなことは決してないというのに 少し前の話をしよう 好きなシーンがあるんだ 「ちょっと待て、お前は誰なんだ?」と思わず口に出してから手で覆われた顔が誰のものなのかにふと気づく姿は、圧巻だった 「結局視界に入る人間全員に殺意を抱くしかなくなる」 取り返しのつかなくなるようなことは、自分自身の努力の証明になりうるのか 頑張っている様子をのちに精神的異常行動と揶揄される いつか人をどうにかしてしまわない限りは証明できない内部の歪み お前みたいな人間が何もしてないつもりでも加害者になっていることをいつか証明して見せたいよ はかいしょうどう にそそのかされて悪影響を受けているように見える、秩序がない、恐怖を打ち消すための一貫した思考がままならない もはや負い目でも何でもない、彼が振り回しているものはパラノイアの産物に過ぎない 私は私を殺すと誓ったはずなのに透明な彼女は私の身を案じて泣いていたのだということを思い出して 行き場を失った衝動が不格好な言葉に変わる 世間体の構築のために選んだ人間関係が不適切だと、必要性がなくなったときい切り捨てやすいというメリットがあるが、結局はその人間と付き合ってきたという過去が積み重なったという事実で嫌な気持ちになるデメリットがある 例えば好きじゃない相手が勝手に自殺などしたときのことを想像すると「どうしてお前なんかが簡単に死ぬんだ わたしができなかったことを」と妬んでいる様子が目に浮かぶので、わたしは好きじゃない相手が好きじゃないのだと思う また死体の腐臭が鼻をつく これ以上自分に刃を向けるはめになるくらいなら無座別に振り回して他人にいくらか掠るほうがマシだ わたしは疲れている どうすれば自分が悪者になるかを知っているんだね ██の目にうつる姿が化物でなければそれでいい ██の前では昔のわたしのままでいられれば 本当にすべてを解決させるためには████をこの手で殺すしかないのでは?